調査力が最も重要!!

「なぜ、調査力が重要なのですか?、それよりも、料金が安い方が重要ではないですか?」

こういう風に思われるお客様も多いかと思いますが、もちろん、単純な料金の安さではなく、総合的な意味での料金の安さ(コストパフォーマンス)は、重要です。
しかし、興信所の調査力がないという事は、お客様にとって、かなりの不利益となる事は間違いありません。

例えば、
調査力がないと、最終的な料金が、無駄に高くつきます。
調査力がないと、調査対象に調査がバレて、二度と調査が出来なくなります。
調査力がないと、せっかく証拠を取得したのに、裁判所で証拠を否認されます。

なぜ、このような事になるのでしょうか?

弊社に、ご依頼される案件の中に、「以前、他社で調査したのがバレたので、今度はバレないように調査をして欲しい」という案件が、結構多くあります。

正直、これは、かなり難易度の高い調査となります。
大体、調査が一度バレた案件というのは、対象者の警戒心が強すぎるので、尾行の途中で、調査を中断しなければいけない事も出てきますし、そうなると料金も、通常の調査と比べ、かなり高くなることがあります。
場合によっては、調査自体が不可能となるケースもあります。

また、「他社で証拠を撮影してもらったのだが、映像が暗すぎて裁判所で証拠能力を否認されたので、再度、調査をお願いしたい」という案件もありました。
こちらも、時間の猶予もないので、非常に難しい案件となりました。

つまり、調査力が低いという事は、お客様にとって、致命的な結果をもたらす事が多いのです。

これほど重要な調査力ですが、興信所によって、調査力の差が激しく、調査力が低すぎる興信所の数がかなり多いのが現実です。

何度もいいますが、探偵業界は、他の業界と違い、探偵社間の調査力の差が激しく、また調査力が高い業者が、かなり少数である
為、「調査力」というのが、興信所選びで一番大きな問題となるのです。

しかし、調査力を外から確認するというのは、かなり難しい事です。

なぜなら、お客様から

「御社は調査力があるのですか?」

と聞かれたら、ほぼ100%の探偵社が、
「うちは調査力はありますよ」
と答えるでしょう。

調査力に自信がある探偵社なら、当然そう答えますし、自信がない興信所でも、「調査力がない」なんて言えませんから、結局同じ答えが返ってきます。

大体、「調査力があるかどうか?」というのは、極めて主観的な要素を含んでますので、探偵社への質問で、真実を聞く事は不可能です。

例えば、プロ野球選手をたとえるなら、イチローは、他の選手と比較して、非常にバッティングがうまい選手です。

なぜ、それが判るかというと、イチローの打率は、明らかに他の選手の打率よりも高く、数字を見ればどの選手がどの程度優秀かは、誰でも判別する事ができます。

これは、打率という具体的な根拠ある数値のおかげです。
また、この場合は、たくさんの打席をトータルで見たときに、初めて、その選手が優秀かどうかが判ります。

イチローでも調子が悪い時は、まったく打てないときもあるでしょうし、凡打者でも運が良ければ、4打数4安打という事もあるかもしれません。
つまり、長い目でトータルで見なければ、能力を正確に量る事はできないのです。

つまり、これを興信所に置き換えると、優秀な探偵でも、失敗しますし、すごく下手くそな探偵でも、うまくいくことがあるという事です。
そう考えると、実際に依頼したとしても、そこの探偵社が優秀かどうかは最後まで判らない事となります。

そうなると、結論として、「興信所の能力は外から判らない」となってしまい、この項目を書いた意味すらなくなってしまいますので、当社としては、なんとか、調査力を量るコツを探してみたいと思います。

まず、調査力とは、どういうものかという点です。

私が思うのは、

(調査員の技量+調査機材の質と量) ≒ 調査力

だと思います。

もちろん、上記以外にも、コネクション等の要素もありますので、これが全てとは言いませんが、大体の調査では、「人のレベルと機材の質」で決まってきます。

残念ながら、「調査員の技量」はなかなか、外から、測る事ができません。
調査員に実際に尾行をやってもらって、後ろからついていって技量をチェックする事ができ、かつ、調査員の技量を計測できる熟練者がいるのであれば、別ですが、現実的には無理でしょう。

そこで、「調査員のレベル」は測定するのは、無理だとして、調査機材の質については、探偵社に質問したり、実際に機材を見せてもらったりする事である程度のレベルを推測する事は可能となりそうです。

この場合、重要なのは下記の3点となります。

調査機材を実際に見せてくれるか?
調査機材についての知識を持っているか?
調査機材を依頼者の調査に使用してくれるか?

まず、興信所が、実際に機材を見せてくれるかどうか?という点です。
探偵社の中で、機材にお金をかけているところは意外に少なく、暗視カメラや望遠カメラといった機材を持っていない興信所は結構多数ありますので、

「機材を見せて下さい」

と、必ず言って下さい。
何度もいいますが、機材を持ってないのにも関わらず、持っているかのように装う探偵社は非常に多いです。

必ず、現物を見せてもらって下さい。

もう一度、言いますが、必ず現物を見せてもらって下さい。

ここで、興信所の対応がどうなるかで、調査力が判ります。

ただし、相談者が相談に行った日によっては、調査機材が出払っている場合もあるでしょうから、事前に「機材の有無」を確認しておいた方が良いでしょう。
何度も確認したのに、機材を見せてくれないようなら、その興信所が機材を所有してないと判断できます。

また、興信所が、どの程度の調査機材を持っている必要があるかという点ですが、プロの探偵として、必要な機材としては下記が合格ラインかと思われます。

暗視カメラ
光学100倍以上のズームの望遠カメラ
一眼レフ(フルサイズ機)のデジカメ
小型カメラやスパイカメラ

1の暗視カメラは、CCDの感度を上げて、暗い所を撮影できるカメラですので、間違っても、ハンデイーカムのナイトショットや、ちょっと感度が高いレンズを使用した家庭用ビデオではありません。
普通のハンデイーカムを持ち出してきたら要注意です。
また、暗視カメラによっても、性能にかなりのバラつきがあります。
あまり優秀でない探偵社では、最低照度が0.003LX程度でしょうが、それでも、持ってないよりはマシです。

2の100倍以上のズームというのは、光学ズームが100倍という事で、デジタルズームが100倍という事ではありませんので、その点は要注意です。
ハンディーカムでも、デジタルズームなら100倍以上は当たり前です。
(この章では、機材についての説明は省略しますが、デジタルズームがなぜ使えないかは、撮影能力の比較をご覧下さい)

3の一眼レフのデジカメも、ビデオの普及によって、使用頻度は以前ほどではなくなってきてますが、プロとしては、最低限必要な機材です。また、プロであれば、最低限、フルサイズ機(またはAPS−H)を所有している必要があります。APS−Cクラスの一眼レフカメラしか持ってないようであれば、プロとしては失格です。(もちろん、APS−Cの方が有利な場合もあります)。

4の小型カメラは、比較的技量の低い探偵社でも、ほとんど所有していると思います。
この手のカメラは、偽装に手が込んでたり、バラエテイーが豊富です。付加機能と、発覚されにくそうかどうかが重要となります。

それと、ただ、所有しているだけでなく、機材に関しての知識があるかどうかという点も重要ですが、これは、質問だけで判別するのは、なかなか難しいかもしれません。
もっとも、光学ズームやデジタルズームの違いも判らない素人探偵なら、ある程度判別はつきます。

最後に最も重要なのは、その機材をお客様の調査に実際に使用してくれるかどうか?という点です。
探偵社によっては、調査員の人数と比較して、極めて少ない数の機材しか所有してない場合は、お客様の調査で使用してくれない場合もあります。

この場合は、

「私の調査では、こういったカメラを必ず携帯して調査する事を約束して下さい」

と、念押しして、相談員の態度を見るという方法があります。
露骨に嫌な顔をするようなら、要注意です。

また、私の主観ですが、下記のような探偵社も調査力が低い探偵が多いように思えます。

料金が異常に安い探偵社
料金が異常に高い探偵社
設立年数が浅い探偵社
相談員の見た目がうさんくさい探偵社

上記は、客観的な根拠がないので、説明を省きますが、あくまでも、私個人の経験上、そう思える事がいくつかあったという事です。

また、探偵社や興信所の調査力を量る質問としては、下記もあまり意味がないと思います。

「御社は、調査に自信があるのですか?」
「御社の調査の成功率は何パーセントくらいですか?」
「私の調査は成功するでしょうか?」
上記の質問は、探偵社の裁量でいかようにも答える事ができます。
それよりも、調査の機材について、具体的に質問した方がよいかと思います。
こう書いて見ると、探偵社の調査力というのは、外から判別し辛く、また調査料金と比例する訳でも全くありませんので、非常に見分けがつきにくい項目でもあります。

※上記の記事は、Akai探偵事務所によって書かれています。

ページの先頭へ

copyright(c) 興信所の選び方マニュアル All Rights Reserved.