調査依頼の誤解と正解

日常生活の中では探偵に調査依頼をする機会は何度もありませんから、あまり詳しい知識がないのも普通のことです。
しかし世の中には、そういった知識不足や誤解を利用して、依頼者から金銭を騙し取ろうと考えている悪質な探偵社もあります。

ここでは、探偵への依頼時で、トラブルにつながるような「誤解」について、紹介していきたいと思います。

01.「成功報酬制は依頼者に有利な契約方法だ」

有利な場合もありますし、そうでもない場合もあります。
成功報酬という言葉は依頼者にとって魅力的であるため、しばしば悪徳探偵社が依頼者を「釣る」ためのエサとして使われるケースもあります。
実際は調査に失敗しても、諸経費などの名目で大幅に返金額を減らされる(または返金されない)場合もありますから、成功報酬で依頼する前には、

「成功したら○○円になる」
「失敗したら△△円になる」

といった、”成功・失敗” 2通りのパターンで最終的な見積り額をしっかり確認することが必要です。

02.「料金が高い探偵社は、調査のレベルも高い」

成功報酬かどうか、または料金が高いか安いかは探偵社の調査力に直接関係ありません。
逆に、インターネット上のランキングで上位(料金が安い)の探偵社が、良い調査をしてくれるという保証もないというのが実状です。
調査料金の高い、安いに関わらず、きちんと調査してくれる探偵社を選びましょう。

03.「探偵はプロだから、どこも同じように信用できる」

ひとくちに「探偵」といっても実際は、真面目なところからトラブルを多発するところまで様々ですから、どこでも同じという訳ではありません(むしろ、探偵社ごとの格差は大きいです)。
個人で小規模に営業している探偵社の方が、電話帳に大きな広告を載せている探偵社より良心的なことも充分にあります。

04.「探偵はプロだから、絶対に結果を出してくれる」

探偵の調査力には想像以上に大きな違いがあり、これも実際に依頼して調査が終わってみるまで分かりません。
どこに依頼しても100%大丈夫ということはないため、失敗するリスクについての説明を充分に受けた上で、それでも依頼したいと思える場合のみ正式な契約をするのがトラブルを減らす秘訣だと思います。

05.「この探偵社は相談員の態度がやさしいから安心だ」

悪徳探偵に騙されたという人から話を聞くと、

「最初は親切な応対だったのに‥‥」

と残念がっているケースも多くありました。
見た目の親切さよりも、調査の方針やリスクに対して詳しく説明してくれるかどうか、そして肝心の調査力がどれだけあるか、という点が一番のポイントになります。

06.「2つの探偵社に依頼すれば成功率が2倍になる」

同じ調査を複数の探偵社や興信所に依頼しても、1社だけに依頼した場合より成功率が上がるどころか、下手をすると1社だけの時よりも成功率が落ちてしまう危険があります。
情報の錯綜や調査現場でのバッティングなどの可能性は、できるだけなくしましょう。

07.「探偵だけでは心配だから、自分も尾行を手伝おう」

調査期間中に依頼者が自分で尾行するのは、対象者に気付かれやすいなどの理由から、絶対に(調査を入れていない日でも)やってはいけません。
探偵の尾行が気付かれていないか確認するために、対象者へ

「今日は誰かに尾行されなかった?」
と訊ねるのも、危険が大きくなります。
依頼契約を済ませたら焦る気持ちを抑えて、探偵社からの経過報告を待つことにしましょう。

08.「自分で尾行したのが相手にばれた!でも探偵には黙っておこう」

依頼する時はプラスの情報だけでなく、マイナス面の情報も伝えておく方が良い結果を出すことに繋がります。
対象者に警戒されている時は警戒されているなりの調査方法があるので、正直に答えておくことが大事です。
わざと不利な状況を隠して依頼すると、場合によっては、大きなトラブルへ発展する可能性もありますから気を付けてください。

※上記の記事は、Akai探偵事務所によって書かれています。

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