探偵社の能力格差について。
長らくご無沙汰して申し訳ありません。
今回では、探偵社の能力格差について書いてみたいと思います。
日本では探偵業を行う人間に資格等は必要なく、誰でも簡単に探偵をはじめられてしまう事から、プロ探偵と素人探偵の格差はかなりあると見た方がよいでしょう。また、探偵の能力は料金や規模とはまったく比例しないので、能力格差は外からはなかなか判り辛い所もありますが、今回は「尾行能力」、「撮影能力」、「データ調査能力」の3点について書いてみたいと思います。

尾行調査について
浮気・素行調査がメインの探偵事務所にとって、尾行能力は基本的な能力となってきます。
車両発信機等の性能アップで、車両尾行が苦手な探偵社でもある程度仕事ができる環境になってきましたが、やはり尾行の基本は直接尾行だと思います。実際の直接尾行の尾行完遂率は高い探偵社で80%程度、低い探偵社だと10%程度と言われており、非常に探偵間の格差が大きいのではないでしょうか。
車両尾行を確実に完遂する為には、最低限以下の要素が必要になってくると思います。

1、探偵社がバイクを所有している
2、バイクや車の運転のうまい人間が尾行している(できればレーサーか元レーサーが最適)

まあ、書いてしまえば簡単なことで、最低1の項目くらいはどんな 探偵社でも本来クリアすべき項目だと
思うのですが、実際はバイクを所有していない探偵社の数はかなりあるようです。

これは尾行調査に対して、きちんと対応しているかどうか最低限の項 目ですので、実際の調査でバイクを使用しない場合であっても、所有 している探偵社に依頼した方が尾行での失敗は少ないと思います。
調査に使用するバイクは250cc〜400ccの目立たないバイク が多いので、ちゃんとそのタイプのバイクを
持っているかどうか見せてもらうという方法があります。 2 の運転がうまい人が尾行してくれるのかどうかは、外からはなかな か判らないので、難しいところですが。

撮影能力
これは、ちゃんと証拠の写真を撮影してくれるのかどうかといった事で特に浮気調査では、絶対必要な能力になります。 基本的に重要な点は以下の3点です。
1、暗闇でも撮影できる。
2、遠くの映像を超望遠で撮影できる。
3、できるだけ綺麗な映像(写真)が取れる。

ここでいう撮影能力というのは、どんな悪条件であっても、証拠能力の高い写真を撮影できる能力です。
1と2は単に、ちゃんと撮影できる機材を所有していて、それを調査に使用してくれるかどうかという事につきます。
この辺の事をちゃんと考えている探偵社は、暗闇や超望遠に対応できる機材を持っているはずなので、それを確認してみましょう。家庭用のビデオカメラもかなり進化はしてきてますが、探偵用に作られている訳ではないので実際の悪条件での撮影は厳しい状況の方が多くなり、どうしても専用の機材が必要になります。

3の綺麗な写真というのは、なにも、芸術的な写真ではなく、本人の識別ができるかどうかといった点が重要になります。これは単に機材だけの問題ではなく撮影者の技量の問題もあるので、外から判断するのは難しいですが、サンプルに撮影した写真等があれば、見せてもらうという方法もあります。
データ調査能力
探偵社間の能力格差がほとんどないのがこの調査です。 氏名、生年月日から住所を割り出したりといった、行方調査等で威 力を発揮する調査ですが、割り出し能力の差というのはあまりなく 、情報提供先をどれだけ抱えているかによって、料金が変わってき ますので、単純に料金の差や納期の差が問題にされるくらいです。
ただ、なかには、調査もしないで、お金だけ取るところもあるので 最低限、信頼できる所に依頼するのがよいかと思います。

▲ ページの先頭へ

(c)Akai探偵事務所