1.「早く調査しないと大変な事になりますよ」等、やたら相談員の方が焦ったように契約を促す。
「早くしないと大変な事になりますよ?」と不安を煽ったり、はたまた脅迫まがいな言動で無理やり契約させてしまうという手法。
べつに探偵に限らず、あまり程度のよろしくない営業マンが勧誘の為によく使う言葉です。
確かに「早くしないと大変な事」になるケースもある事はありますが、はたして自分がそれに該当するのかどうか、また、今すぐ契約しないと本当に大変な事になるのか?1日も猶予はないのか?
普通に考えれば、すぐに結論は出ると思うのですが、こういった営業活動をしなきゃ依頼がとれないというのは、すでに何かがおかしいのではないでしょうか。但し、絶対にこの日に調査しないとまずいという日時が確定していて、その日がまじかに迫っている場合は、本当に早く決断した方が良いですけどね。どちらにせよ、契約書にサインするのは、冷静に考えて、自分が納得してからにしましょう。
2.「ご予算はいくらですか?」と、依頼者の懐具合を気にしてくれる。
これもよく使われる言葉で、別に悪徳探偵でなくても、古い体質の探偵社では結構普通の事かもしれません。
あなたが、もし悪徳探偵社に行って「お金は持ってます、いくらかかってもいいので、絶対に証拠をとってください」等言えば、確実にカモにされる事間違いないです。
あなたが金持ちと見られたら、本当にしゃれにならないくらいの調査費を請求する探偵社を私は知ってます。
江戸時代の医者は、貧乏人の治療は無料で行い、金持ちからはがっぽりと治療費を頂いたそうです。ある探偵社の方が言ってた話です。この理屈だと、「お金のない一般庶民には無料で調査しなければならない」と思いますが、先の探偵社は、結局は、お金のない一般庶民の調査でも、取れるだけとるというのが基本方針のようです。
大体、サービスが同じなのに料金が違うというのは、明らかに不平等なはずです、マクドナルドでハンバーガーが140円だとします。今にも飢え死にしそうな人も、金がありあまってベンツが何千台も買えちゃうような人でも、ハンバーガー1個で140円です。「お客様は金持ちだから ハンバーガーは5000円にしときます」と言って納得する客はいないでしょう。
探偵社の言う「ご予算はいくらですか?」は、あなたの懐を心配してくれているのではなく、「おまえ、いくらまで出せるんや、出せるだけの限界の値段言ってみろ」と同語に近い気がします。
相談員から渡される受付シートに、あなたの年収の額や希望金額の欄があっても書かない方が良いでしょう。そして、きちんと、サービスに対する対価が明確な料金表を提示してくれる探偵社を選びましょう。
3. 報告書の受け取り日まで、調査の途中経過の知らせは一切できないと言われる。
これも、いろいろ理由はあるのでしょうが、途中経過を知らせると調査に支障がきたすとかなんとかで1週間なら1週間の調査が終わるまでは一切連絡なしというパターンがあるようです。
四六時中、依頼者に電話しながら尾行してたら、確かに調査に支障をきたすでしょうけど、1日の調査が終わって依頼者から連絡があっても、「調査についての状況は一切お知らせできません」というのは、かなり不親切ではないかと思います。
依頼者の心情を察すると、調査中の期間は、気が気でないほど、状況を知りたがっているはずです。
報告後の金銭の受け渡し等を考えれば、探偵社が警戒してあまり情報を知らせたくないと思うのも解らなくもないですが、情報を知らせないのをいいことに、報告書の書き換えや1日調査した分を、他の日に使いまわす材料にされたんじゃたまりません。以前、某探偵社の報告書を元に再調査した事があったのですが、その時の報告書の酷さには閉口しました。複数日の調査にも関わらず結果を使いまわしたり、明らかに対象者に動きがある部分を、さもなにもなかったように書き直してるのがみえみえです。このように、調査の途中報告をしないというのは、悪徳探偵社にとっては、かなり都合が良いのではないでしょうか?
4.
現金を手渡しで支払っているのに領収書を書いてくれない。
現金を手渡しで支払っているのに領収書を書いてくれない。
うちに、XX社にやられましたと相談に来る人達に言いたい、「なんで 領収書をもらわないのでしょうか?」
現金を手渡したのに領収書がなければ、現金を渡したという証拠が一切残りません。
あとで、「もらってない」と言われたら、反論できないですよ。
また、「後日、振込みにしたい」と言ったら、「現金じゃなきゃ受付ません」と言われたケースもあるようです。
こんな事言われて信用できますか?
探偵に浮気調査を依頼する場合、配偶者には秘密裏に物事を運ぶ必要があります。
それを、家の電話に営業をかけられたんじゃ、おちおち留守にもできません、ほとんど脅迫と一緒じゃないでしょうか?。
携帯でも同様で、被調査人が傍にいる時になんの前触れもなしに探偵から営業電話がかかってこられたら、
たまらんでしょう。
それも、「電話番号を教えてないのに勝手にかかってきた」というケースがよくあります。
こういう事をする探偵社がいる限り、探偵に電話をかける場合は公衆電話か、もしくは頭に184をつけないといけないという事になるんでしょうかね。
住宅販売の営業もしつこくて嫌ですが、探偵の営業電話はそれ以上に迷惑千万ではないでしょうか?そんなことをする輩がはたして、依頼者の立場に立った調査ができるのか疑問です。
これには2つ理由があると思います。
1つは、事務所がないケース、もう1つは、お金だけ貰って、あとはドロンというケース。まず、第1のケース、自宅兼事務所なので、所在地を教えたくないという気持ちは解らないでもないです。私も独立したての頃は、自宅兼事務
所でやってた頃がありました。確かに、事務所(自宅?)の所在を教えるのは恥ずかしい気持ちもあったのですが、別に隠したってしょうがないので、名刺には自宅の住所を書いてました。
依頼者にもはっきり「今は、まだ自宅でやってるんですよ」と言ってましたが、それが原因で依頼を断られた事はなかったように記憶してます。依頼者の立場からすれば、探偵社の住所がわからないというのでは、ものすごく不安になるんじゃないでしょうか?。例え自宅であろうと所在地は公表すべきだと思います。
実際に、私に相談があったケースですが、夫の浮気を調査してもらおうと、ある探偵社?の方と喫茶店で会って調査を依頼したのですが、探偵社の住所を聞いても、「事務所の住所は調査終了後でないと教えられない」との事、結局、この時の調査報告は報告書もなにもなく、電話で「ご主人は浮気してないみたいですよ」という言葉のみ、不審に思った依頼者は、探偵の携帯(携帯電話しか知らされてなかった)に何度も電話で問い合わせしたのですが、最後には、携帯もつながらなくなったという話がありました。
また、逆に、住所を教えてもらってたので実際に行ってみたら、他の会社が入っていたというケースもあるようですので、トラブルを未然に防ぐには所在を確認できないような探偵社には依頼すべきではないでしょう。
7. 相談員の方が怖くて怪しい、言動が嘘っぽい感じがする。
結局、一番頼りになる判断材料は、自分がどう感じたかという事じゃないでしょうか。
しっかり仕事をしてくれそうかどうか?、トラブルが起きたとき、きちんと対応してくれるかどうか?いい加減そうな人かどうか?そういうのを見分けるには、実際に自分が見て感じた事が一番正しいんじゃないかと思います。
「俺にまかしといたら100%大丈夫や、絶対に証拠とれるから。ばれた事なんか一回もないから」と言ってた探偵社で、初日にあっさり依頼者に調査してる事がばれたというケースがあります。
しかし、ばれたのは依頼者のせいにされて、完全に開き直られたとの事。こういうやり方なら、確かに「ばれた事は一回もない」という事になるんでしょうね。明らかにおかしな言動には気をつけましょう。
最近はインターネットも普及して、メールだけのやりとりで調査を依頼する人も増えてきましたが、後々の事を考えたら、実際に探偵社に出向いて、相談員(もしくは調査員)と会って話して、それから決めた方がよいでしょう。
もちろん、100%調査がうまくいくというのが理想ですが、調査の世界では100%はありません、何かトラブルが起きたときにきっちり対応してくれそうかどうかというのは実際にその探偵社の雰囲気を見ないと判断できないものです。
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